背景
・木材業界では原木市場、木材市場、製材工場、プレカット工場などの分野で原木から発生するバーク（樹皮）の処理 を焼却に依存していました。
・ダイオキシン規制により焼却炉新設の費用が膨大なこと、メンテナンス費用の負担などから新設は難しく新しいシス テムの誕生を待ち望んでいます。
・ペレット燃料、バーク堆肥、法面吹き付け材、燃料、発電（水蒸気・メタンガス）、敷き料などはいずれも市場規模 の縮小、公共事業の減少、低価格化の現状では困難。

緑のリサイクルシリーズ
弊社では、「緑のリサイクル」シリーズとして炭焼十字軍、堆肥化十字軍、きのこ十字軍、無水糖十字軍、蒸留十字軍、 木炭顆粒化システムなどを提案したところ、原木市場、合板工場・製材工場・木材市場などからバークのリサイクル の問合せが全国から多数寄せられました。

バークリサイクルシステム〜バーク十字軍
このような要請に対して、単一の技術では解決できないことから基礎技術（炭化技術・堆肥化技術・栽培技術・市場供給 システム）を融合化した「バークリサイクルシステム：バーク十字軍」を平成１６年７月１日から開始することとなりま した。
バーク十字軍は、バークプランターでバーク、炭、木酢液などで一次発酵後に、ミミズを投入してミミズ肥料として地域 農業に貢献する堆肥化プログラムと、「竹酢農法〜食の安全と農家の健康」をキーワードとして希少作物を卸売市場へ出 荷する栽培プログラムで、本年は食用ヘチマ、食用かんぴょう、ヤブカンゾウ、ヨモギ、ドクダミです。