ドクダミのご案内

1.ドクダミついて
 ドクダミとは、ドクダミ科に属し、「ドクダミ」、「ジュウヤク」と呼ばれる多年生植物で、花の後、球形に近い褐色の 小さな果実がたくさんつき、種子はできますが、不稔性(次の世代の子孫を作れない種子のこと)の為、根茎によって繁殖します。

ドクダミの種類
 ドクダミ属は、一種しかありませんが、ヤエドクダミ、フイリドクダミがあり観賞用としてあります。

ドクダミの有効成分
 葉や茎に精油(揮発油)が0.005%含まれその主な成分は、デカノイルアセトアルデヒド・メチルノルニケトン・ラウリック酸などがにおい成分で、 そのほか、フラボン系クエルシトリン、花穂や果穂にはイソクエルシトリンという物質や、ミネラル(おもにカリウム塩)、葉には、葉緑素これらが、ドク ダミ成分の主体をなしています。

成分効果
ドクダミの有効成分の効果は、生葉利用と乾燥品と大きく変化します。

 生葉利用乾燥利用
有効成分デカノイルアセトアルデヒド、クロロフィルフラボン系成分(イソクエルチトリン、クエルチトリン)、カリウム塩
効  果抗菌・殺菌作用/消炎作用/組織再生作用利尿作用/血管強化/血圧調製作用
使用法青汁の患部塗付、生葉を貼る、料理、入浴剤、化粧水お茶、煎じ、入浴剤、料理、 化粧水
効果おでき、しっしん、いぼ、じんましん、あかぎれ、水虫、 やけど、その他 肉体疲労、高血圧、糖尿病、胃炎、心臓病、その他

生の葉をいったん乾燥させると、デカノイルアセトアルデヒドは、酸化されてメチルノニルケトンに変化し、臭いとともに、抗菌、殺菌作用がなく なります。

このように、多くの薬効は今から一千年以上前わが国最古の薬物書「本草和名」に、ドクダミの記述があり、当時は野菜の一種し て主に食用に供されていたと記述があります。江戸時代からは、民間薬として盛んに利用され始め、現代もなお親しまれている植 物です。

 
 

2.ドクダミ栽培
弊社は、自社にて炭化装置を開発し、自ら炭化装置【炭焼十字軍】にて原料である竹の調達から竹炭、竹酢液の製造販売を手 掛け、その利用による減農薬農業普及に努め、消費者と生産者の安全・健康をテーマに生産農家と共に進んで参りました。
 最近、ドクダミ生葉の引き合い、相談が非常に多く、利用法としましては、薬膳料理用、健康利用、アトピー性皮膚炎対策などや、 農家からは、ドクダミ入り竹酢液(病害虫忌避財、成長増進)の供給希望が多数あります。


@竹酢農法とは
炭焼産業の復活 ―たかが炭焼 されど炭焼―

炭焼は3000年とも5000年とも言われる程の歴史があります。これは燃料としての利用です。新用途として見直されてい るのは人類・生物の共有財産である水・空気・土の浄化材としての利用があります。水の浄化は下水処理場・浄水器・精密ろ過とし て、空気の浄化はガス吸着・空気清浄器・床下調湿炭として、土の浄化は土壌のバクテリアの餌であり、住まいでもありますので土 壌が活性化します。

このように環境の中心である水・空気・土を取り戻すことが急務となっています。米作では200〜300kg/反の竹炭が、蘭の苗 床にも竹炭・園芸用鉢には害虫忌避材として使用されています。中でも吸着力効果や土壌活性効果の目安であります表面積の大きさ は,備長炭:300u、竹炭: 700u、木炭:30uといわれ中でも、もっとも大きい竹炭を利用します。

また、竹を炭焼きするときに発生する水蒸気と煙を冷却して回収したのが竹酢液です:カルシウム、ナトリウム、カリウム、マ グネシウムなどアルカリ性成分と反応すると酸性土壌がアルカリ化します。

竹酢液の作用(有機酸効果)
・成長促進効果:植物に竹酢液成分(ミネラル分200〜500種類)が成長を促進します。
・害虫忌避効果:煙の臭いが害虫が嫌います。
・発酵促進効果:微生物の発酵を促進します。
・有機酸効果:有機酸による土壌のアルカリ化や花芽時のカルシウム不足を補う有機酸効果があります。
・水クラスター分解効果:水分子とミネラルなどとの集合体を分解して小さくし、植物は根や葉面からの吸収が活発となります。

以上のような効果を、有効に農業利用し安全かつ、健康的な農作物を生産する農法であります。

又、竹炭、竹酢液については、弊社にて原料(竹)調達し、弊社炭化装置「炭焼十字軍」で炭化し、採取後6ヶ月静置後使用します。 なお、公的機関による「発ガン物質ベンゾピレン不検出証明書」による確認を行います。

Aドクダミ栽培
・肥料は、有機肥料を使用します。
・竹炭、竹酢液利用で地力の増進を図り基本的には、自然状態に近い状態で栽培します。
・ハウス栽培による周年出荷を目指します。

3.生鮮ドクダミの用途
対象:薬膳料理・一般家庭(掻き揚げ天ぷら・きんぴら・肉炒め)、ジュース、化粧水

4.生鮮ドクダミの料理
ドクダミの生葉は、そのまま食べても何の支障もなく、新鮮な葉ほど薬効があるとされますが、特有のにおいが障害になり、とて も食べにくい為、ドクダミの臭いをとり調理します。


料理法
掻き揚げ天ぷら生のドクダミ葉そのまま利用します。臭いは、揚げると消えます。
【材料】 生ドクダミ一人分二枚程度。 好みの材料:たまねぎ、えび、にんじん、ごぼう 天ぷらの衣:卵一個、水二カップ、小麦粉二〜二.五カップ
【作り方】葉を刻み、他の材料と混ぜ、衣をやや固めに揚げます。
きんぴら臭い抜きした根と茎を用意します。
【材料】 砂糖大さじ二、しょうゆ大さじニ、酒大さじ一、ごま油大さじ一、鰹節少々
【作り方】・ドクダミの細いものはそのまま、太く大きいものは縦に切り半分にし、長さ四〜五cmに切り、 水にさらします。
・フライパンにごま油を引き、ドクダミを炒め、砂糖、しょうゆ、酒、鰹節で味付けします。
肉炒め臭い抜きした葉を用意。(生300g程度)
【材料】 肉(牛、豚)200g、みりん大さじ二、しょうゆ大さじ二、ごま油大さじ一、だし大さじ一、しょうが少々
【作り方】・肉は細切りにし、酒、しょうゆを少し振りかけておきます。
・フライパンで、ごま油で肉を先に炒め、ドクダミに葉を加えてさらに炒めていきます。
・みりん、だし、しょうゆをまんべんなくふりかけ、少し煮込んだら、しょうがのおろし汁をかけます。
生鮮ドクダミの健康利用
皮膚炎生葉を利用
【使い方】@生葉2〜3枚を水洗いし、手でよく揉んで生汁を出し、その汁を患部に塗布します。 1日2〜3回以上つける。
あせも、湿疹、かぶれ、ただれ、にきび、トビヒ、インキン、タムシ、靴ずれ、など
水虫生葉を利用
【作り方】・患部をよく洗う ・やけどをしない程度の熱い湯に、竹酢液原液を適量(湯2Lに対し100cc〜200cc)に入れ、 20〜30分間、足をその中につける。
・手で触ってみて皮膚がブヨブヨしてきたところは、薄皮をはがす。
・汁が出るくらいまで手で揉んだ、生葉2〜3枚を患部に当てて、生汁を塗ります。
蓄膿症アトピー用、皮膚炎用
【使い方】・生葉を2枚重ね、汁が出るくらいまで、良く揉みながら棒状にし、鼻の奥深く まで差込み、30分ほどそのままにしておく。両方の鼻の穴に交互に差し込こと。
・取り出した後、鼻をかむ。
*1日に2〜3回、これを繰り返す。2〜3週間ほど続けると効果が現れる。
薬湯生葉の利用
【作り方】生の茎葉部を出来るだけ、沢山の量を布袋につめ、湯船に浮かべて入浴します。 水の時から入れておく。
どくだみ生葉の利用
【作り方】 ドクダミ水
・ドクダミ生葉10〜15枚、消毒用アルコール100cc、密封ビンに漬け込み冷蔵庫 に2週間保存する。時々ビンを振ること。 蒸留竹酢液化粧水
ドクダミの分量の約3倍の蒸留竹酢液に漬け込み密閉し、冷暗所に2〜3週間置いて、約10倍程度に水で希釈し て利用します。

1、湯冷ましした水を利用する。
2、水に竹炭を入れて2〜3時間経過したものを使用する。
ドクダミ酒生葉を利用する
効果A 食欲増進、冷え性、低血圧、貧血、不眠、疲労回復など
【使い方】・果実酒を作る要領で、ドクダミの分量の約3倍のホワイトリカー(焼酎)35度の ものを使い、広口ビンにいれて密閉し、冷暗所に2〜3週間置いてから飲みます。
保存して1〜2ヶ月すると、透明だったホワイトリカ―が濁り始めます。このとき、中身のドクダミを引き上げ、 あとの液は濾して、細口ビンに移しておきます。ハチミツなどを入れ薄めて飲む。
ドクダミジュース生葉を利用する
効果A 食欲増進、冷え性、低血圧、貧血、不眠、疲労回復など
【使い方】・生葉をすりつぶして、液を飲む(飲みにくいので、ハチミツなどを入れ薄めて飲んでも良い)
竹酢液ドクダミ漬け生葉を利用する
効果A 食欲増進、冷え性、低血圧、貧血、不眠、疲労回復など
【使い方】ドクダミの分量の約3倍の蒸留竹酢液に漬け込み密閉し、冷暗所に2〜3週間置いてから飲みます。 ハチミツなどを入れ薄めて飲む。
5.出荷体制(ドクダミの生鮮輸送について)
@収獲は、出来るだけ気温の低い時間帯に行う、できることなら午前中が望ましい。
A収獲部分は、新芽10〜20cm程度の柔らかく色の良いものを選び収穫すること。
Bすばやく低温の水で洗浄し他の草などの混入をチェックすること。
C調整作業は、手早く温度上昇を避ける為1度に冷蔵庫から出さない、調整完成品はすぐ冷蔵庫にしまう事。
D翌日もしくは、当日クールにて発送します。(冷蔵施設の無い農家は、当日出荷)
A出荷形状
@形状 8パック/箱=1梱包(ドクダミ50gパックX8パック入り)=400g
A運送便 クール便利用

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