竹炭製造(熱分解)〜安全はすべてに優先する〜

〜420度C以下のみを使用!〜

炭を作る工程を説明しましょう
 炭は植物であれば何でもできますが、一般的には木、竹、もみがらなどですね。炭化工程は
正式には「熱分解」といいます。熱分解する方式は伝統的な燃焼式:土窯と外熱を利用した乾
留式:炭焼十字軍があります。前者は竹炭が目的で、後者は竹酢液と竹炭が目的です。

燃焼式:土窯〜炭が目的
 炭を作ることを目的とした窯で、炭化用の竹を下に立て掛け、燃料用の木と着火用の紙を上
に置きます。着火用の紙などに火をつけ、窯の大きさにより異なりますが、約12〜48時間
燃やします。燃焼が盛んになると粘土質の土で密封して、24〜60時間無酸素状態にします。
通常1週間から2週間の工程です。長所は、初期投資が少ないことで、短所は熱管理ができな
いことです。
燃料が木ですから出てくる竹酢液も木と竹の混合物となります。

乾留式:炭焼十字軍
 1日で炭焼ができる装置で、日量が竹酢液:夏場約40リットル、冬場:約100リットル、
竹炭40キログラムです。特徴は温度管理できることで、竹酢液は安全な420度以下を生産
しています。純粋な竹酢液ですね。

熱分解温度
 植物はセルロース、ヘミセルロース、リグニンで構成されています。それぞれ分解温度が異
なり、ヘミセルロース180度、セルロース240度、リグニン420度です。発ガン物質と
してベンツピレンはリグニンに含まれ、420度以上で留出します。

竹酢液〜安全はすべてに優先する〜
 弊社の竹酢液は420度以下の竹酢液を製品化しています。「安全はすべてに優先する」と
いう考え方からです。

質問箱
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炭焼と法令による規制
 炭焼は大気汚染防止法で規定され、床面積1平方メートル以上は届出が、煙とは色がついて
いるもので、白いものは水蒸気と規定されています。ロータリーキルンなど連続装置は焼却炉
として規定され、ダイオキシン類等対策特別措置法となります。


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